かしこい単細胞 粘菌
「かしこい単細胞 粘菌」

たくさんのふしぎ 傑作集

福音館書店

文 中垣 俊之

絵 斉藤 俊行

粘菌といえば南方熊楠が研究していたあれです。昭和天皇が研究なさっていたあれです。風の谷のナウシカが地下で育てていたあれです。「動きまわるカ ビのような生物」という程度の認識でしたが、中垣先生の原稿を拝見してびっくり。脳も神経もない単細胞生物なのに、迷路を解いたり路線図まで作ったりしま す。思わず、「知性って何だろう。生き物らしさって何だろう。人間らしさって何だろう。」と考えさせられてしまいます。多くの人が粘菌に魅了される所以で しょう。小学生から大人まで読み応え充分です。「粘菌」入門書として、是非お手にとってご覧下さい。

写真かイラストか区別がつかないような絵を描いて欲しいという依頼でした。僕の新しい一面を引き出してもらいました。

2015年9月発売
お近くの書店でお求めいただけます。
Amazonでもお求めいただけます。